Talking Machine

幸せな家庭のカタチを考えるブログ

まじめに子育てを後腐れなく会話したい人へ

突然ですが「オヤトモ」という子育てに関するリモート井戸端会議を期間限定で行います。

思い立った経緯

自己紹介

@hide336_twと申します。ライフワークとして、自殺をなくすため小さい子を持つ親御さんを支援しているシングルファザーです。2019年1月に妻と死別した経験から死別家族のケアや0-3歳の育児、パートナーとの関わり方に強い関心を持ちました。ちなみに昼間はIT教育企業で営業をしています。

そんな私がなんでリモート井戸端会議をするかというと自分が下記2点で困ったからです。


子育て情報はポジショントークに近くてセンシティブ

私が初めて育児に挑んだ時に驚いたのは、大量の質の低い情報です。Googleで検索して最初に出てくるページなのに「みんなこういう風に育てました」という経験談ベースの情報で論拠が示されていないものばかりでした。

乳児から成人までの縦断的な研究が時限的に難易度が高いこと。子どもの気質によって対応の成否が異なりポジショントークになりがちであること。

頭ではわかるものの初めての子育てで信じるものが少ないことは、私にとって大きな精神的なストレスでした。

またそんな正解のない子育てだからこそ親御さんは真剣に考えていらっしゃいます。それゆえに「自分の育て方が否定されてしまうのでは?」「アドバイスが欲しい時に本音で話してもらえないのでは?」と懸念を持ち、結果として身近な知人にこそ相談できないケースもあるのではないでしょうか?


育児相談やカウンセリングの敷居の高さ

私は行政の育児相談や、パートナーとの関係性に悩みカウンセリングを利用したことがあります。

行政の相談員さんは親身に相談にのってくれる一方大変多忙で、平日働いている私にとっては中々気軽に相談することができませんでした。

またカウンセリングは、1回数千円/時の出費はさることながら、カウンセラーとの相性によって期待する効果を得られなかった経験があります。そしてカウンセリング自体の認知の低さからか、カウンセリングを受けることに対して「心が弱い」という一方的な誤解がまだ根深く存在している印象を受けています。

上記のような敷居の高さから育児相談ができずにもやもやが積み重なる。さらにカウンセリングが受診できず治療リスクが増える。そんなことが起こりうると考えています。


低い敷居で子育てを話すことへの期待

育児相談・カウンセリングに行くほど解決したいものがある訳でもない。まじめに子育てを考えているけど後腐れない人と話したい。そんなことできたら嬉しいのでは?というかあれば私が使ってみたい。

そんな考えから「オヤトモ」をお試しスタートしてみました。私自身シングルファザーで育児就労を一人で両方する経験をしているので、様々な立場の方に寄り添えたらと考えております。


利用方法

9/24(火)-10/4(金)の毎晩22:00-23:00にZoomというテレビ会議ツールでお話できればと思います。もちろん無料ですし、お子さんいる方がほとんどかと思いますので、育児都合のキャンセルも全然Welcomeです。 お申し込みは下記Formより承ります。

forms.gle




(どなたからも利用がない場合は翌日の夕ご飯のおかずが一品増えます)

【参加レポート】コドモミートアップ #1

本ブログは、子ども向けプロダクトを作る個人/企業が知見を交換することを目的とした勉強会「コドモミートアップ #1」の参加レポートです。

参加の経緯

私は自殺という誰も望まない死をなくす方法の一つとして、親子の関わりやそれぞれの支援に関わる事業立上を計画しています。子ども向けプロダクトの知見を伺い、子どもにもっと楽しい世界を実現する知見を得られればと参加しました。

下記リンクから当日の発表も見れます。 https://youtu.be/PoRbO18yloo

以下、各発表者様の発表内容です。

協賛企業mixi様の発表

山崎さん

今のmixiはサービスやリアルイベント、スポーツのチームスポンサー等様々お取組みになってました。大学生の時mixiヘビーユーザーだった私としてはなんだか感慨深かったです。

ゲームもゲーム外もエンジニア様募集中だそうです!ご興味ある方はぜひ! https://js01.jposting.net/mixi/u/MT_LINK/job.phtml

子どもにとって むずかしくない 日本語

株式会社キッズスター 中尾さん

実在する企業の仕事体験ができるアプリ『ごっこランド(300万DL)』を提供するキッズスター様の日本語表記についてのセッション。

ひらがな・カタカナ・漢字があり、語彙が多い日本語は難しいのでこどもへの配慮が必要。では日本語を難しくなくすためには?

・ことばを簡単にする
 漢字・音読みの言葉を使う
 訓読みになると同音異義語が増えてしまう
分かち書きにする(文節で余白を区切る)
・1分の文字数・文節数の最大を決める
 ひらがなの平均24文字・文節数の平均6文節
 ※小学校の1-2年生で習う国語と同じくらい




アナログを感じるデジタルデザイン

株式会社BUTTON 浦谷さん

『子どもたちと豊かに関わる世界を作る』というVisionを掲げるBUTTON様のアナログについて考えさせられる発表でした。

「アナログ」とはWiki的には変化を途切れることなく、連続的に表現すること。曖昧さを許容することでもある。

アナログの良いこと3つは下記の通り。

・変化がわかりやすい
 こどもは複雑な状態変化を脳で保管することに慣れていないので、連続性大事。

・現実世界の経験値を活用できる
 デジタル世界にある「見た事がない」「触れた事がない」にどう接するかを判断する経験が十分ではないことが多い。なので現実世界で行われるようなアナログなUI/UXは操作・行為に対する理解を深められる。

・結果以外の情報量の多さ



これから始める子ども向けアプリ開発

株式会社LITALICO 横山さん

以下サマリーとはなりますが、一つ一つのTipsが開発実体験にとても参考になりました。

iOSAndroidの子ども向けアプリのプログラム要件を守る
・ペアレンタルゲート
・レーティング設定
・アニメーション
・子どもがわかりやすい見た目・演出
・ボタンの同時押しチェック


あと主催しているイベントも面白そうでした。1万人規模のIT×ものづくりの祭典ワンダーメイクフェス。こども向けプログラミングとか関心ある方は特に面白そうです。

子供向けアプリの可能性

株式会社unouplus 戸田さん

独立→個人事業主→法人化された戸田さんの子供向けアプリへの期待についてお話いただきました。かわいらしいアプリもさることながら、遊び・親子の関わりへの思いの強さを感じる素敵な発表でシングルファザーの私にはとても心に響く発表でした。



こどもを楽しませるのが楽しい。それが仕事で実現できて、未来の教育を支えていけたらとても素敵というモチベーションで取り組んでいる。

遊びは時代によって変化している。ただ遊びの本質は変わっていない。与えられた環境で子どもは色んなことを吸収している

親子・友達の大切な時間を奪っているのでは? 自ら作り出す力を奪っているのでは? という懸念もある分、子ども向けアプリは大切な時間を共有するものであってほしい





プレイテストドリブンな子ども向けのモノづくり

株式会社スマートエデュケーション 齋藤さん

子ども向けモノづくりで大切にされている『プレイテストドリブン』な開発に関わるお話。実家には6000冊以上の絵本がある、という発言のインパクトがすごかったです。

世界中のこどもたちを爆笑させるために、プロデューサー自身の子どもを爆笑させるものを作る。ペルソナ・ロードマップありきではなく、作っては変えを繰り返してきた。

関わるユーザーのUX
 園児  面白さ
 先生  保育内容の納得感
 保護者 使いやすさ


MVPを作って幼稚園でプレイテストする。園児のプレイテストは行動観察しかない。大人はヒアリング

チーム内で定めたUXゴールを達成したらリリースする。 リリース後もフィードバック・改善・プレイテストを繰り返す

プレイテストドリブンでユーザーに対して丁寧な手紙を書くようなモノづくりをしていくことを大切にしている

コドモが学習アプリに夢中?デザインとアニメーションの重要性

ファンタムスティック株式会社 シェインさん

子どもの学習アプリを開発している。教育は内容にFocusしがちなんだけど、デザインも重要だよ!という話

ゲーミフィケーションを使い、学習継続の価値を創る』

iPadを渡したときに息子が勝手に算数アプリに夢中になっていた経験からビジネス立上。

バイスを利用した学習は、紙と比較して直感的で学習テンポが早くフィードバックが早い。

競合は教育ベンダーではなくYoutube 同じ端末にエンターテイメント性の高いアプリがたくさん入っているから、使い続ける環境を作るのがとても重要。 なので既存教材をただデジタル化しただけでは終わらない創意工夫が必要。

UI/UXの話
キャラクターの有名無名ではなくUI(使いやすさ)が重要。UXはアニメーションと密接に関わっている

UIで進歩がある一方で、ユーザーは使い慣れたUIによって退化している。だからこそUIが重要。UXに1ドル投資することは100倍のリターンがあると言われている

UXは離脱を防ぐ体験を作ること。その体験を演出するのがテンポでありアニメーション

最後に

開発者向けの内容中心となりましたが、ご紹介いただくアプリが子を持つ親としてても楽しかったです。

懇親会でも下記とても楽しいお話をする機会を頂けました。
VRを取り巻く環境
・離脱させない仕組と子ども向けコンテンツのバランス
・デジタル教育を活かした子どもたちの未来


発表者の皆様、会場スポンサーの株式会社ミクシィ様、懇親会スポンサーのキッズスター様、本当に素敵なイベントをありがとうございました!

【経過報告】ひとり親が倒れても小さい子を守る方法

2歳娘と暮らすシングルファザーです。毎朝保育園へ娘を送る日々の中でふと不安になりました。
「不慮の事故で朝私が目覚めなかった時に娘は助かるんだろうか?」

2歳の娘はまだ一人で誰かに助けを求められません。登園しないことを不審に思い、保育園から僕に電話があるかもしれませんし、登録した祖父母の連絡先へ電話があるかもしれません。ただその時には既に何時間何十時間も経ち、娘に万が一のことがあったら。妻から預かった娘の命に日々危険があるかもしれないことがただただ不安でした。

僕のような境遇も少数派かとも思いましたが、厚生労働省のデータではひとり親の28万世帯以上は0-2歳の子を持つ家庭のようです。
平成28年度 全国ひとり親世帯等調査の結果 |報道発表資料|厚生労働省

また介護等の流れから守られる方の危機を知らせるサービスはあれど、守る側の危機を知らせるサービスは残念ながら見つけられませんでした。(こんなサービスあったよ!等、ご存知の方がいればぜひ教えてくださいませ)

なので、サービス提供を試みようと思いました。


死んでも守るサービス

スマートウォッチが測定している心拍に異常が見られた場合、あらかじめ登録したメッセージを緊急連絡先に通知するサービスを開発しています。ざっくり言うと僕が死んだら近隣の方に通知を飛ばすのです。

7月からプロジェクトを立ち上げ、医師・看護師・エンジニアの方に知恵をお借りしながら、実現方法を定期的に協議しています。



メールだと埋もれるかもしれないので電話鳴らすとか、倒れた人のGPS情報を連携するとか、やりたいことはたくさんありますが、まずは最低限できることから取り組みます。

そして今は本業とは別に取り組んでいるので、完成する頃には私の娘はお隣に助けを呼べる年齢かもしれません。ただこの不安と戦う親御さんの力になりたいと強く望んでいます。


私のモチベーション

娘との2人暮らしで今まで以上に自分の時間が作れなくても、新しいことに挑戦する理由はすごくシンプルで「妻のような最期を選ぶ人を0にしたい」のです。

娘を幸せにすること以外の私を捧げ、引き続き子育て・マインドセットに関わる課題に取り組みます。